中学生になると、ほとんどの子が第二次性徴期(思春期)に入ります。また、この時期は身長が一気に伸びる子が多い時期でもあります。
男の子の場合、中学生の3年間で平均13㎝程度伸びるのが普通です。少なくても平均ペース、もしくはそれ以上の成長を中学生の間にクリアすることが、生涯身長にとって重要になります。
今回、掲載する身長と体重は文部科学省学校保健統計調査-令和3年度(速報値)を参照しております。
中学1年生の平均身長と体重
小学校6年生の平均身長が、男子で145.9cm(39.6kg)女子で147.3cm(39.8Kg)ですが、中学生になると一気に平均身長がアップします。
男子:153.6cm(45.2kg)
女子:152.1cm(44.4kg)
中学1年生までは、女の子の方が平均身長が高いのですが、この時期に男子の方が逆転します。
中学2年生の平均身長と体重
中学2年生は思春期真っただ中。声変わりの時期に成長が止まると噂されていますが、特に関連性はないようです。骨格の成長や、ホルモンの影響で変声期は始まります。
男子:160.6cm(50.0kg)
女子:155.0cm(47.6kg)
中学3年生の平均身長と体重
第二次性徴も最終段階になりやすいのが、中学3年生です。この時期は背を伸ばすための、ラストスパートが必要です。特に女の子は身長の伸びが緩やかになる子が多く、この時期までの身長が生涯身長になりやすいというデータです。
男子:165.7cm(54.7kg)
女子:156.5cm(50.0Kg)
男の子に関しては、高校生からも伸びる子が多いですが、中学生時に比べれば成長曲線は緩やかになります。